雪が育み、雪が醸す、雪国のワイン

― 2015年冬、HATAGO井仙はアグリコア越後ワイナリーに、オリジナルのワインを依頼しました。雪深い土地でブドウを育て、雪室の中で醸造する。そんな雪国ならではの造りに興味を引かれたのがきっかけでした。

豪雪の地で垣根式のブドウ栽培

アグリコア越後ワイナリーがワイン造りを始めたのは40年余り前のこと。毎年12月から3月まで雪に覆われる山間の豪雪地で、ヨーロッパ式の垣根仕立てのぶどう栽培を新潟県内で初めて成功させました。「良いワインは良いブドウから」。そんな信念のもと、低農薬にもこだわり、地元農家と協力しながら生産、醸造を続けています。

雪の中で寝かせるワイン

「雪国で醸されるワイン」。最大の特徴は、雪国に昔から伝わる雪室で貯蔵を行なっていることです。冬の間、降った雪を貯蔵庫に250t貯め、雪と融雪水による冷気で、貯蔵庫を約5℃に、木樽熟成庫を約15℃に保ちます。低温で貯蔵され、熟成されたワインは、繊細な味に仕上がります。

作ることにも関わって

「地元とつながる」取り組みを大切にしているHATAGO井仙。越後ワイナリーにオリジナルのワインをお願いするにあたっては、「自分たちも造りに関わらせてほしい」と依頼しました。ブドウのツル上げや枝の管理、剪定、収穫、さらには瓶詰めなど、月に1回程度、スタッフが葡萄畑やワイナリーを訪れて手伝っています。

その名も「豪雪」

できあがったのは、セーベル種とケルナー種を使った白ワインとメルロー100%の赤ワイン。いずれも「豪雪」と名付けられ、HATAGO井仙2階にあるレストランで味わえるほか、1階の「んまや」でも販売しています。

料理とのマリアージュを楽しんで

きりりとしたさわやかさの中に豊かな果実味が残る白ワインは、カルパッチョや、地元魚沼で育てられているみ美雪マスのたたきをはじめとする魚料理と相性抜群。赤ワインは、やわらかな口当たりの後、渋みと酸味が残る、飲みやすい一品。肉料理はもちろん、煮物などの醤油系の味付けとも合うので、和和洋を問わずに合わせてみてください。

750ml 1,600円(税別)
HATAGO井仙1階「越後湯澤んまや」にて販売中です。
むらんごっつぉでのランチやディナーでもご用意しております。

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