「私とHATGO井仙」
Interviews “HATGO ISEN and I”
井仙100年
ワークショップレポート




井仙開業100周年の節目に、改めて井仙の歴史や、自分たちのこれまで取り組んできた業務、
これからの在り方などを話し合うためにお宿やお店の各セクションを休業としてスタッフが集合しました。
冒頭の井口社長の挨拶で「実は今日のこのために先ほどまで練りに練って作った資料のデータが消えてしまって、、」と
衝撃の幕開けから始まりました。「でもそれはそれ、今までの蓄積をもとにアドリブで進めます」
井仙は創業100年を迎えました。その100年の間には当然戦争や、いろいろなことが社会に起こり、変化する社会の中を
その中を我々の先人がこの業務を続けて今に至っています。
井仙という会社が今まで変わってきたこと、変わらなかったことは何なのか、そしてこの後はどうなるのか。
100年後にはどんな社会で私たちの後輩が事業を続けていけるのか、どんな仕事になっているのかを皆さんと考えていきたいと思います。
例えば私は思うんですが、100年前に上越線越後湯沢駅開業の年に苗場館いせんが開業しています。
それから100年、交通にしても全然変化しています。以前は電車で移動がメインでしたが、今は皆さん自家用車で、
私たちも広い駐車場を準備してお待ちしています。100年後、ドローンや自動運転の自動車で移動しているのかもしれません。
また、今は移動という事情があるからお宿というものに宿泊していただいていますが、自動運転ができる世の中では車で寝ながら移動して宿泊という機能自体が不要になるかも。観光地だって仮想現実でどこにでも行ったような体験ができるのかもしれません。そんな時代に我々はどんな価値を提供するのか。できるのか。そんなことを一緒に考えていければと思います。
例えばスペイン・バルセロナのサグラダファミリアに私は先日行ってきたのですが、あの教会は140年の間建設を続けています。建築家のガウディはまさに時代を超えた価値のあるものを構想して、作り始め、140年後の我々が訪れて感動を得ている。その構想力や140年その思いを継承して作り続けている人たちを心から尊敬します。我々もそんな強い思いで仕事に取り組めたら、そう考えています。




その後、スタッフみんなでのワークショップに移行
自分たちが大事にしている価値は何か?
グループになって模造紙にそれぞれの思いを付け足していき、グループごとに発表した。
感極まって泣きながら発表するスタッフも。
・「ありがとう」という言葉を聞けるのが最高の喜び
・「また来るよ」と言ってもらえると苦労や疲れも吹き飛ぶ思い
・「チェックインの時にお客様が持っていると感じるワクワク感、期待感を感じる。その期待に応えていきたい」
そしてワークショップの後に井口社長のサプライズ企画
10数年前?の「旅館甲子園」出場時のビデオを上映
情熱的なプレゼンテーションに盛り上がる。
メインスタッフがみんな若い!きゃーきゃー言いながら盛り上がってみる。
ワークショップは今回がキックスタート。また後編もある予定。