「地元の米と水を使って、地元の造りで、お客さまに喜んでいただけるお酒ができないだろうか」。宿酒仙七は、HATAGO井仙が青木酒造に持ちかけて、始まりました。「五百万石で造っている酒を無濾過でやりましょうか」。青木社長が応え、酒蔵が一軒の旅館のために酒を仕込むことになりました。
青木酒造は江戸時代に創業した290年余りの歴史を持つ酒蔵。越後湯沢のお隣、塩沢にあり、「鶴齢」「雪男」「巻機山」「雪譜」といった銘柄を造っています。新潟の酒といえば、淡麗辛口が主流ですが、同蔵は酒米本来のうまみを残した淡麗旨口の酒造りが特徴で、それは「仙七」の味にも息づいています。
飲み口はワインのように爽やか。口に含むと、お米の味が広がり、酒本来の力強さが舌に響きます。喉を通ると、今度はキレの中にも酒の余韻がしっかり。日本酒らしさを上品に出したこの酒は、地元、南魚沼の素材にこだわって仕込まれています。
酒米は、南魚沼で特別に作られた五百万石。仕込み水は日本百名山の一つでもある巻機山(まきはたやま)の伏流水を使い、さらに酒本来の味わいを出すために、醸造過程において濾過や火入れ、加水を行うことなく仕上げられています。「無濾過生原酒」。名前のとおり、雪国の米と水だけで醸した、混じり気のない生のままのお酒です。
HATAGO井仙の2階にある「むらんごっつぉ」で食事とともに味わえるほか、1階の「んまや」でも販売。時期によっては、搾りたての新酒と、寝かせてコクを増した熟成酒が並び、飲み比べも楽しめます。飲めるのも買えるのもここだけ。「仙七」を通して雪国に出合い、雪国をお持ち帰りください。
無濾過生原酒 宿酒仙七ができるまで
無濾過生原酒 宿酒仙七
720ml 1,600円(税別)
300ml 840円(税別)
HATAGO井仙1階「越後湯澤んまや」にて販売中です。
むらんごっつぉでのランチやディナーでもご用意しております。
おすすめの飲み方
冷酒 ◎ 常温 ◯ 熱燗 ◯