>2022.03.11
雪国くらしの研究所

【雪国暮らしのひとこま】冬のおやつ・干し柿

こんにちは!雪国暮らしの研究所から本田です。

3月に入り、雪解けが徐々に進む越後湯沢。今年も長かった冬の終わりが近づいてきているのを感じます。

気が付けば冬が始まる前につるし始めた柿が、すっかり干し柿になっていました。

本日の話題は、干し柿についてです。

干し柿は柿を乾燥させて作る、昔ながらのドライフルーツです。日本各地で食べられていますが、実は新潟でも柿の生産が盛んで、家庭では干し柿をつくる習慣があります。寒い冬の気候を生かして屋外でゆっくりと熟成されます。

大女将いわく、干し柿づくりは渋い柿を甘くして食べるための知恵だそう。寒風にさらされて乾燥した干し柿はまるで砂糖菓子のように甘くなります。砂糖が貴重だった時代に先人たちが見つけた知恵ですね。

または柿をたくさんもらった時に、長期保存するために干し柿を仕込みます。雪国魚沼では冬のあいだ作物が採れないので、干し柿は保存食としても適しています。

渋い柿は焼酎などお酒に漬けてから干すと、普通の甘柿より甘い仕上がりになるそう。

干し柿はほうっておけば誰でもつくれる簡単なドライフルーツです。最近はクリームチーズと合わせてお酒のアテにしたり、焼き菓子に入れたりして幅広く使われているようです。

むらんごっつぉのご朝食では、干し柿のパウンドケーキが季節限定で召し上がれます。熟した柿の濃厚な甘さはしつこくなくてシンプルなケーキによく合います。ぜひ珈琲と一緒にお楽しみくださいませ。


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