>2020.05.13
雪国くらしの研究所

雪国、生産者のいま×宿酒仙七


こんにちは!HATAGO井仙の本田です。

 「HATAGO井仙」「んまや」で取り扱っている食品や食材の生産者を訪ねるシリーズ

 

青木酒造杜氏の樋口宗由さんにお話を伺いました。

杜氏(とうじ)とは、日本酒の醸造を行う職人の責任者です。

 

青木酒造は「鶴齢」や「雪男」の銘柄で知られる、創業1717年の魚沼を代表する酒蔵のひとつです。

 

HATAGO井仙とryugonでしか味わうことのできない、オリジナル商品「無濾過生原酒 宿酒仙七」をつくっていただいています!

 

今回は感染症拡大防止のため、酒蔵の見学は行わず、取材に応えていただきました。

 

南魚沼の自然と醸す酒

青木酒造の酒蔵があるのは、

南魚沼市塩沢の、牧之通り。

越後湯沢のお隣町で、HATAGO井仙からは

車で20分ほどです。

 

「牧之通り」は、江戸時代に雪国魚沼の様子を紹介し、ベストセラーとなった「北越雪譜」で知られる鈴木牧之の名前からとったものです。鈴木牧之は「鶴齢」の名付け親と伝えられています。

 

牧之も記した塩沢の地で、

青木酒造では、豪雪地帯ならではの酒造りをされています。

 

「淡麗辛口」と言われ、飲みやすくスッキリとした味わいの多い新潟清酒は、各地域に構える酒蔵でつくられ、地元に愛されています。

 

特に雪解け水と空気に恵まれた魚沼地方のお酒は、全体的により清らかな味わいです。

代表的銘柄は今回伺った青木酒造さんの「鶴齢」以外にも「八海山」「高千代」「上善如水」「緑川」など、新潟随一の米どころは酒どころでもあります。

写真は、昨年取材した酒造りの

最も重要な工程:麹づくりです。

 

魚沼地域は山に囲まれ、朝晩の寒暖差があります。気温の低く、空気も澄んでいる朝方に麹をさわることで、雑味のない麹をつくることが樋口さんのこだわりです。

そして日本酒の貯蔵や熟成には、雪のエネルギーを使っています。「雪室」は豪雪を利用した、環境に優しい天然の冷蔵庫です。

今年は少雪でしたが、寒波のタイミングを狙って山奥から雪を運び入れたそうです!

 

もうすぐ一年の仕事が終わります!

取材した5月12日は、今季分の精米を終え、ひと段落がついたところでした。

 

酒造りは、早くは8月後半から仕込みが始まり、

11月から新米酒やしぼりたて生酒など新酒が出始めます。

 

冬から春にかけては酒造りから瓶詰めまで休む間なし。

昨年12月には、

酒米を発酵させる様子も見学しました!

 

おうちで日本酒を楽しもう!

 

樋口さん自身も、お家でお酒を楽しむ需要が増えていることを感じています。

 

晩酌で愉しむなら、料理に合わせやすい辛口の日本酒がおすすめとのこと。

 

さらに、

大吟醸のような香りの強いものより、

純米吟醸や純米酒が、

ふだんの食卓におすすめです。

 

そして、日本酒は開けた瞬間から酸化が進む、生きた飲み物。なるべく早く召し上がってほしいと話します。

そこで樋口さんのおすすめは、ワンカップ酒。

こちらは「雪男 純米酒」。

 

おじさんの飲み物というイメージもありますが、これが飲みきりにちょうど良いサイズで、デザインもかわいい!

 

地域や銘柄で異なるので、出先でワンカップ酒を買って帰るのが趣味なんだとか。

私はグラスとしても再利用しています。

皆さんも集めてみてはいかがでしょう。

 

樋口さんより…

 

「日本酒をより多くの人に、

ふだんから楽しんでもらいたい。

だからこそ日本酒はお手頃で

あるべきだと思います。

 

汗水流して働いたひとたちの

1日の楽しみが、晩酌ですよね。

 

今年は中止になってしまった

新潟酒の陣も、外国や県外からの方が

年々増えています。

杜氏がお客様と話せるブースも

あるんですが、皆さん日本酒について

詳しくてびっくりします(笑)

 

ご家庭でお酒を楽しむ時間が

増えたなら、ぜひ酒屋さんで

いろんな日本酒を

見つけてみてください。

 

こんな時だからこそ、

美味しい食事と日本酒は

身も心も健康にしてくれます!」

 

青木酒造を取材して…

作り手さんから飲み手への

あたたかい気持ちが伝わりました。

私たちは雪国の玄関口で

お客様をお迎えしているHATAGO井仙として、

その想いや美味しさを漏らさず

伝えていく責任を感じました!

 

HATAGO井仙とryugonでは、

青木酒造のお酒をご用意しています。

 

「鶴齢」は、淡麗旨口で

どの料理にも合わせやすく、

 

「雪男」は、淡麗辛口で

杜氏の樋口さんオススメ!

晩酌にぴったりの一本です。



そして、

HATAGO井仙×青木酒造の

コラボレーション商品

「無濾過生原酒 宿酒仙七」は

他では手に入らない、限定酒です!

 

しぼりたての新酒と、

寝かせてコクを増した熟成酒と、

今の時期だけ2種類、飲み比べができます。

 

この機会にぜひ、お試しください!

 

HATAGO井仙では

お電話でもご注文も承っております。

フリーダイヤル 0120-770-440

 

>2020.05.10
んまや

雪国、生産者のいま×雪国マカロン


こんにちは!HATAGO井仙の本田です。

 

「HATAGO井仙」「んまや」で取り扱っている食品や食材の生産者を訪ねるシリーズ

 

今回は、越後湯澤んまや駅中店

「雪国マカロン」の

志田パティシエを取材しました!

 

先日5月5日にテレビ東京「ガイアの夜明け」でも紹介された人気スイーツです。

 

雪国マカロンとは…

雪国マカロンは、

雪国・新潟の野菜を楽しめるお菓子です。

 

「野菜そのものを味わってもらいたい」という想いから、あっさりとした白餡を使ったマカロンができました。

 

お味は「枝豆」「トマト」

新潟の苺「越後姫」など全8種類。

箱に詰めてお届けします。

 

志田パティシエいちおしは「枝豆」。

 

実は新潟県は、枝豆の作付面積が全国1位!

新潟県民の夏の食卓にかかせない野菜のひとつです。茹でたてに塩を振って、食べ始めると止まらないですね。

 

甘み、うまみが強い野菜なのでマカロンになってもかなり存在感があります。

 

お米の国のマカロンです

「雪国マカロン」の生地は

米粉を使用しているので、

普通のマカロンよりもサクサクとした、

おかきのような食感です。

絞った生地は30分ほど乾かした後に、

オーブンで焼きます。



焼き上がった生地はおかきのように香ばしいです!

写真は紫いものマカロンです。つぶした紫いもと白餡を混ぜたペーストを、サンドして完成です!




志田パティシエより…

 

「お客様からは、

『甘さ控えめで美味しい』と好評です。

白あんと米粉で、たしかに他にはない、和のマカロンかもしれません。

 

また、最近は小さいお子様も枝豆や雪下人参など、野菜マカロンを手に取ってくれるので嬉しいです。」

 

雪国マカロンを取材して…

 

新潟県はお米のイメージがかなり強いですが、美味しい野菜や果物を育てる農家さんがたくさんいらっしゃいます!

枝豆や越後姫のほかにも、茄子や里芋、梨など特産があります。

 

雪国マカロンが、新潟野菜を知るきっかけになれれば素敵だなと思います。

 

雪国の甘味をお届けします


「雪国マカロン」はんまやネットショップで

お買い求めいただけます。

 

先日のテレビ放映で反響をいただいており、一時品薄の状態でございますが、

パティシエチームが本日もがんばって作っています!

 

完成したものから順次お届けしますので、この機会にぜひお試しください!

 

地野菜を使ったマカロンで新潟を味わってみませんか?

 

雪国からのおすそわけが、

おうちで過ごす日々の楽しみになれれば幸いです。

 

んまやネットショップはこちら:

https://nmaya.theshop.jp/items/27561718

 

フリーダイヤル:

0120-770-440

>2020.05.04
HATAGO井仙

ご宿泊されるお客様へご案内とお願い

日頃より弊社をご愛顧賜り誠にありがとうございます。 またこの度のコロナウィルス感染などで療養された方や自宅待機されておられる皆様には心からご心労お察しします。
先月の政府から発表された緊急事態宣言を受け、弊社では4月20日~5月6日まで期間の全店舗での営業自粛を行なってまいりました。しかしながら越後湯澤 HATAGO井仙ならびにryugonの2施設につきましては、7日からの営業再開ですでにご予約を承っていたため、5月7日より限定的に営業開始をすることにいたしました。尚飲食店などの関連施設につきましては、政府の方針にあわせて5月31日まで営業自粛といたします。詳しい店舗の営業状況は以下の通りでございます。

◯限定的営業再開
・越後湯澤HATAGO井仙
・ryugon

主な対応について
1)週3日のみの部分的に営業開始
2)宿泊人数を3割程度に抑える
3)お客様やスタッフとの接触機会を極力少なくした限定プランのみ販売

◯営業自粛(5月31日まで)
・ムランゴッツォカフェ
・駅中んまや
・越後湯澤んまや
・むらんごっつぉ
・温泉珈琲水屋の各店舗については5月31日まで営業自粛

このような状況下でございますが、お客様の心身のリフレッシュに寄与することも宿泊業の大切な使命であると考えています。
越後湯澤 HATAGO井仙ならびにryugonにつきましては、お客様への公衆衛生に最大限配慮し、また地域住民やスタッフへの感染予防の目的で以下の対応を取らせて頂くことをご了承くださいますようお願い申し上げます。こちらの対策は緊急事態宣言期間中の5月31日まで限定対応とさせていただきますが、状況次第により対応が変更になる場合もございますので予めご理解の程よろしくお願いいたします。

【客室清掃について】
・客室ドアノブ、冷蔵庫扉の取っ手、受話器、リモコンボタン、空調パネル等には除菌消毒拭き上げ作業を実施しています。
・客室では、グラスウェア、シルバーウェア等洗浄マニュアルがあり洗浄に係る衛生面に配慮しています。
・バスルームやトイレなど手で触れる箇所等には除菌消毒拭き上げ作業等を実施しています。
・パブリックスペースでは、手すりやエレベーター内のボタン、レストランテーブル等不特定多数が触れる部分に適宜除菌消毒拭き上げ作業を行っています。
・ロビーやレストラン、トイレ等には消毒液を設置しています。
・客室や館内のダイニング等では定期的に換気を行いますので、館内が肌寒いことがございます。予めご了承くださいませ。

【お客様との接遇対応について】
・お客様と接する時間をできる限り短くし、適切な距離を取らせていただきます。また、口頭での説明は極力少なくし、チェックイン時やお料理の説明は紙面を使った案内に替えさせていただきますのでご了承くださいませ。
・お荷物をお運びする際は、手袋をさせていただき、チェックイン後にお部屋の入り口までお持ちいたします。お荷物を運ぶ際には、双方の安全性から基本的にお客様のお荷物に直接触らないようにしておりますので、ご理解の程よろしくお願いいたします。

【ご滞在における安全性への配慮について】
・お客様に提供する食材は検品し安全性を保障いたします。
・個室でのご提供を原則とするため、宿泊可能な客室数も制限しております。
・フリースペースにご用意しているスナックやおつまみ、ドリンクなどは一部中止しております。ご了承くださいませ。
・対策期間中、ご夕食・ご朝食は通常のコース料理等お休みさせていただき、お部屋での「重箱料理」のみをご用意しています。なお双方の安全性からスタッフはお部屋に入室しません。ドア前でのお受け渡しになりますのでご了承くださいませ。
*この期間中アレルギー対応は行っておりません。申し訳ございませんが、ご了承くださいませ。
*混雑状況によりレストランでのご用意になる場合もございます。その場合には十分な距離を取らせていただきます。

【従業員の対策について】
・従業員は、接客後に必ず手洗いとうがいを行い、感染防止を徹底しています。またキッチン内では消毒を随時行っています。
・従業員の検温を毎日実施しております。風邪の諸症状のある場合は自宅に待機、出勤しておりません。
・従業員に対する防犯、防災等の定期訓練を実践しています。

【お客様へお願い】
・すべての宿泊者を対象に検温及び渡航歴の確認をしております。37.5度以上の方は宿泊をお断りする場合がございます。また2週間以内に感染症と診断されていないこと、感染症の方との接触がないことなどの「お伺い書」のご回答を事前にお願いしておりますのでご理解くださいますようお願い申し上げます。
・パブリックスペースをご利用の際は、マスク着用をお願いする場合もございます。
・当館にお越しの際は、なるべく公共交通機関のご利用はお控えくださいますようお願い申し上げます。
・ご滞在中は、客室の窓を時折開けて、フレッシュな空気を存分に取り入れるようにしていただけると幸いです。
・勤務終了後、従業員も衛生面を考慮し大浴場を利用させていただいています。

皆様には不自由をおかけいたしますが、何卒ご理解ご協力くださいますようお願い申し上げます。

株式会社いせん 代表取締役 井口 智裕

>2020.05.04
HATAGO井仙

*HATAGO井仙早割宿泊券*販売いたします

この度のコロナの影響で皆様もなかなかご旅行に出られない日々が続いているかと思います。
HATAGO井仙では皆様が安心してお出かけいただけることを願って、限定200室限りの早割宿泊券をご用意いたしました。自然豊かな越後湯沢でお待ちしております。

*姉妹宿ryugonでも一周年記念として宿泊券を販売しております。
    ryugonの宿泊券をお求めのお客様はこちらからどうぞ

◆プラン内容◆
平日1泊朝食付 22,000円(2名様分) c/in 14:00 c/out 11:00
書斎・囲炉裏・茶室・うたた寝の間 のいずれか

*ご人数の変更やご夕食の追加などはオプションで承ります。
*お部屋タイプはこちらのおまかせでございます。

・休前日利用の場合 6,000円(1室につき)
・3名様以上のご利用の場合 6,000円(1名様につき)
・和室露天風呂の間へのアップグレード 9,000円(1室につき)
・露天風呂の間へのアップグレード 17,000円(1室につき)

◆お食事のオプション◆
雪国ガストロノミーフルコース 8,000円(1名様につき)
雪国の食文化やこの地の人々の日常を料理で表現したコース料理。お食事を通して雪国の知恵を感じてください。レストラン“むらんごっつぉ”にてご用意いたします。

おとりおき御膳 2,500円(1名様につき)
夕飯時を過ぎて到着される方向けのお部屋出しの食事もございます。お部屋で魚沼の味をゆっくりお召し上がりいただけます。21時頃のご用意です。

*価格は全て税別価格です。

◆期間◆
販売期間:2020年5月5日〜5月31日まで
*販売数に達し次第終了となります。
有 効 期 限:2020年 6月 1日~2021年 4月 30日
販 売 数:200組限定
除 外 日:8月 7日 ~ 15日、12月 30日〜1月 3日


◆ご予約の流れ◆
1、お申し込み
 んまやネットショップより宿泊券をご購入くださいませ。

 ネットショップはこちらから
 
2、宿泊券受取
 宿泊券購入の確認が取れましたら、数日後に宿泊券を郵送いたします。
 人数やご夕食などの追加がございましたら、ご予約時にお申し付けくださいませ。

3、ご予約
ご宿泊日が決まりましたら、ご予約くださいませ。
ご予約は、Web・電話・メールにて承ります。
 *Webの場合
  HATAGO井仙ホームページ以外からでも承ります。
 ご予約時のお支払い方法は “現地決済” をご選択くださいませ。
  ご予約の際の備考欄に宿泊券に記載されている「宿泊券番号」をご記載くださいませ。

 *電話・メールの場合
 ご予約の際に宿泊券に記載されている「宿泊券番号」をお申し付けくださいませ。

4、ご宿泊当日
当日は確認のため宿泊券をお持ちくださいますようお願いいたします。
ご滞在をお楽しみくださいませ。

>2020.05.02
んまや

越後湯沢産の越後姫

こんにちは!

HATAGO井仙パティシエの平賀です。

 

越後湯沢の桜は満開を過ぎ新緑の緑が見えてきました。

皆さまどのようにお過ごしでしょうか?

 

今回のコロナの影響で越後湯沢の観光客が激減したため、大量に余ってしまった地元の名産品・越後姫をなんとか盛り上げられないかと思い

越後姫を育てている、雪国アグリパーク湯沢いちご村さんに行ってきました。

 

そこで越後姫の収穫をし、その場で食べさせていただきました!

 

薄い表皮から感じられるみずみずしい柔らかな果肉

豊潤な香りと酸味の少ない優しい甘さ

そしてかじった瞬間に溢れる果汁がたまりません!

 

実はこの越後姫、県外には滅多に出回らない貴重な品種なんです!

普通のいちごと比べると果汁が多いのですが、その反面崩れやすく、流通に向かないというデメリットもあります。

 

それでもこの越後姫をよりフレッシュなまま皆さまに召し上がっていたできたい…

やさしい甘さと香りの良さをそのままお届けするにはジャムが適しているのではないか?

そう思い、急遽越後姫のジャムの商品化を決めました!

 

いちご村さんに聞いたところ越後姫は糖度がとても高いので通常の苺ジャムよりも少ないお砂糖でジャムが作れるとのこと…

 

いちご村さんからジャムに最適な真っ赤に熟した越後姫を卸していただきお砂糖の量やつぶし具合を調整し、試作を重ねてできたのがこちら!

 

“雪国ジャム 越後姫”

 

お砂糖が控えめなので越後姫本来の甘さとフレッシュ感、柔らかな果肉…

越後湯沢産の越後姫を堪能できる一品です!

 

越後姫ジャムは酸味が少なのでプレーンヨーグルトと合わせるのも美味しいですが

牛乳にとかし、ごろごろ果肉と越後姫の香りを楽しめるリッチな苺ミルクとして飲むのもおススメです!

 

越後姫の旬は5月の上旬で終わってしまいますが

ジャムにすることにより旬をとじ込め長くあじわうことができます!

 

越後姫ジャムは近日発売予定です。

 

ネットショップはこちらから

 

んまやネットショップには他にも雪国を感じられる品物を取り揃えております。

 

私たちの作ったものが皆さまの旅行の窓口となれれば幸いです。

 

 

 

>2020.05.02
むらんごっつぉ

雪国、生産者のいま×塩沢産コシヒカリ

こんにちは。HATAGO井仙の高橋です。

「HATAGO井仙」「んまや」で取り扱っている食品や食材の生産者を訪ねるシリーズ、

今回訪ねたのは、井仙でもお馴染みの、

魚沼産コシヒカリ塩沢地区限定一等米を生産されている「宮田農産業」さんです。

 

作物は土から

広い南魚沼では、地域によって栽培されている作物も違います。

例えば、越後湯沢から長岡方向に車で1時間ほど走った旧大和町の辺りでは、

稲作の他にスイカやぶどうなどの果物が栽培されています。

これは火山灰が堆積した黒土が広がっており、水はけの良い土地だからです。

これに対して、湯沢町から長岡方面に車で15分ほど走った隣町の塩沢地区は、

果物や野菜より稲作に向いているのだそうです。

 

なぜ塩沢のお米が美味しいの?

周囲を山に囲まれている塩沢地区には、

雪国ならではの豊富な雪解け水、豊かな壌土、昼夜の寒暖差といった

美味しいお米になるための条件が揃っています。

また、梅雨の時期にしっかり雨が降ることなど、

自然の力を使った、四季があっての美味しさなのだと

宮田さんは教えてくださいました。

 

ご主人はチャレンジャー

宮田農産業では、コシヒカリの他にも3種類の食用米と2種類の酒米を栽培しています。

他にも、安納芋を育てていたり、

私たちが取材に伺った日はじゃがいもの植え付けをされていました。

今年は新しく生姜にも挑戦するそうです。

ご主人の正人さんはチャレンジャーで、

周りの人に南魚沼は酒米の生産には向かないと言われながらも挑戦し、

今では、同じ塩沢地区の酒蔵「高千代酒造」のために酒米「一本〆」も作っているそうです。

 

このように多くの種類の作物に挑戦することで勉強になるといいます。

私も宮田さんが作るコシヒカリが本当に美味しくて、

賄いはいつも食べ過ぎてしまうのですが、

この美味しさは努力の結晶なのだと改めて感じました。

 

宮田さんも絶賛!むらんごっつぉの羽釜ごはん

今回お話を伺ったのは、奥様の広美さんです。

農家の奥様の炊くごはんはさぞかし美味しかろうということで、

コツなどを伺えればと思ったのですが、

大変恐縮ながら、なんと!

むらんごっつぉの羽釜ごはんを絶賛していただきました!

 

そこで総料理長直伝の米研ぎのコツをお伝えします。

 

宮田家では、常温であまり長くは浸水させず、

短い時には10~15分程度で炊き始めるそうです。

これはあまり長く浸水させてしまうと反対にお米が傷むからだそうで、

長く浸水させる場合は冷蔵庫に入れた方がいいとおっしゃっていました。

ぜひご家庭でも参考になさってください。

 

取材を通して…

今回の取材を通して、一消費者として、

新潟、魚沼、南魚沼、塩沢のお米が美味しいということが

自分の中で当たり前になっていたことに気づきました。

これは私に限ったことではないのではないでしょうか。

なぜ美味しいのかを知ったことで、これからより美味しくいただけるように感じます。

今回の記事はごく一部でしかありませんが、

皆様が宮田農産業のお米をより美味しく味わっていただけるようなお手伝いができていたら幸いです。

 

お米のご購入はこちら

んまやネットショップ

 

お電話でのご注文はこちら

フリーダイヤル 0120-770-440

>2020.05.01
雪国くらしの研究所

雪国、生産者のいま×豪雪ワイン

こんにちは!HATAGO井仙の本田です。

 

 「HATAGO井仙」「んまや」で取り扱っている食品や食材の生産者を訪ねるシリーズ

今回訪ねたのは

南魚沼市浦佐にある

アグリコア越後ワイナリーの遠藤さんです。

 

越後ワイナリーでは、

HATAGO井仙のオリジナル商品「豪雪ワイン」シリーズをつくっていただいています。

 

アグリコア越後ワイナリーの

ホームページはこちら

https://www.echigowinery.com

 

長い冬を終え、今年のぶどうづくりがはじまっていました!

こちらは例年冬場のぶどう畑の様子。

冬季は雪に完全に埋もれるので、外敵や病気から守られます。

今年は少雪でしたが、雪解け水は地中の不純物を流してくれます。

 

春のぶどう畑を取材しました

雨風を避けるためのレインカットを設置する作業を見学しました。

質の良いぶどうを育てるための大事な作業です。

 

このあたりでは、雪の重みに耐えるため、腰の高さくらいの低い位置でぶどうを栽培します。

 

今季は踏み場となる残雪が少なかったため、高所作業も大変だったそうです…。

取材した今の時期は、冬を越したぶどうの蔓を吊り上げ、これからの芽吹きや蔓の成長に備えます。

蔓の伸びかたを予想して、蔓を切ったり吊るしたりする作業は熟練の技です。

芽吹きももうすぐのようです!

 

ここで畑仕事は連休明けまで一旦お休みにして、暖かくなり目が出始めるころ、芽をまびく作業がはじまります。

 

遠藤さん曰く、

昨年は温暖差もしっかりあり、台風が来なかったおかげで安定した収量になりました。

 

今年はかなり雪が少なかったので、植物もいつもとは違うことを感じているはず。思うようにいかないこともあるが、根気よく付き合っていかなくてはと話していました。

 

ワイン作りは一年中の作業です

こちらは、昨年10月のカフェイベント「雪国暮らしの研究所」で取材したときのカベルネの写真です。

甘酸っぱくてそのままでも美味しいぶどうがたくさん実っていました。

 

これから秋の収穫までの暖かい時期は、

まびきを行い、天候と戦いながらぶどうを育てます。

 

9月から10月にかけて収穫があり、

そこから3月までの寒い時期は瓶詰めです。

 

越後ワイナリーを訪れて…

 

越後三山、八海山麓の扇状地にはアグリコア越後ワイナリーのワイン畑が広がっています。

 

田んぼと農道を挟んで隣りあわせにぶどう畑が広がる光景は、ここでしか見れないと思います。これからぶどうが育っていくことがとても楽しみです!

 

やはり印象に残ったのは雪との付き合い。

雪があることで手間も増えるけど、雪による恵みもある。この地域の暮らしそのものでした。

 

丁寧に作られたワインを、ぜひお試しください。

 

豪雪ワインをおうちで楽しみませんか?

HATAGO井仙の豪雪ワインですが、

 

現在、白ワインは冬に瓶詰めを終えて寝かせているところ。

 

赤ワインのビンテージブランド「豪雪ワイン無ろ過」は連休明けに瓶詰めが始まります。

こちらのビンテージブランドは現在駅中ムランゴッツォカフェ限定品です!

 

本来井仙スタッフもお手伝いする作業ですが、今年は感染防止のため、越後ワイナリーさんにお任せする事になりました。

 

新しいビンテージの豪雪ワイン各種は今年12月頃から発売の予定です。

 

豪雪ワインは井仙グループ各店舗でお楽しみいただけますが、現在は休業しております。よろしければ、おうちで雪国のワインを味わってみませんか?

 

豪雪ワイン(赤・白)

こちらの商品は越後湯澤んまやから郵送販売を承っております。

どうぞお気軽にお電話くださいませ!

 

越後湯澤んまや

フリーダイヤル:0120-770-440

 

>2020.04.29
HATAGO井仙

新しい時代に向けて 準備を進めております

拝啓 時下ますますご隆盛のこととお慶び申し上げます
毎日のようにテレビや新聞では新型コロナウイルスの感染が報道され、私たちを取り巻く環境の変化に日々追われる毎日が続いています。株式会社いせんではお客様や社員、地域にお住まいの方々の安全確保の観点から、4月20日から5月6日までの間、全施設の営業自粛を行なっております。

まだ予断を許さない状況が続いていますが、この度ryugonならびにH A T A G O井仙のホームページをリニューアルをいたしました。ryugonではこれから新しい観光に対応すべく、「過ごし方」を軸とした情報を中心に掲載しています。緑豊かな山々や田園風景など、素晴らしい価値を秘めた南魚沼でのご滞在をご提案させていただきますので、是非お越しいただければ幸甚でございます。
またH A T G O井仙ではネットショップページのリニューアルとお取寄せ商品の充実も図りました。商品を通じて雪国への旅を感じる「季節の詰め合わせギフト」など新たな試みも始めましたのでぜひウェブサイトをご覧いただけたらと思います。

また、テレビ東京で5月5日に放映予定のガイアの夜明けにて「新型コロナウイルスとの闘い 生き残れ!ニッポンの宿」にて弊社の取組が紹介されることになりました。 コロナ終息後の観光マーケットに対応するために、雪国観光圏が長年かけてつくりあげてきた「雪と共生しながら育まれた雪国文化」をブランドの軸としながら、ryugonやHATAGO井仙の2つの宿の事業再生の様子が収録されております。春の美しい雪国魚沼の風景もあわせてご覧いただけると思いますので、ぜひご視聴いただけたらと思います。         敬具

放映日:5月5日(火曜日) 夜10時 ~10時54分
テレビ東京系にて
日経スペシャル「ガイアの夜明け」
新型コロナウイルスとの闘い 生き残れ!ニッポンの宿
https://www.tv-tokyo.co.jp/gaia/

株式会社いせん 代表取締役 井口 智裕

ryugonのホームページはこちらから 

んまやネットショップのページはこちらから

>2020.04.25
HATAGO井仙

雪国、生産者のいま×しゅねばる

こんにちは!HATAGO井仙の本田です。

 

 「HATAGO井仙」「んまや」で取り扱っている食品や食材の生産者を訪ねるシリーズ

 

 

今回訪ねたのは越後湯澤んまや駅中店

「ゆきたましゅねばる」をつくる

シェフパティシエ 志田憲一さんです。

 

しゅねばるって何? 

 

私たちは日頃からこの地の食文化の大きなテーマは「保存食」だと考えておりますが、

実はしゅねばるも、もともとは保存食として食べられていたそうです。

 

ドイツのローテンブルグ地方のお菓子、

シュネーバル。

ヨーロッパの寒い地域では、固い焼き菓子など保存の効くおやつを作る習慣があるそうです。

これは冬篭りのための蓄え。

そこからヒントを得て生まれた「しゅねばる」は見た目も雪国らしく雪玉のような揚げ菓子です。


米粉を加えた生地を米油でサクッと揚げます。

揚げたては香ばしいドーナツのような香りです…

 



コーティングをして完成です。小さな工房で,ひとつひとつ丁寧に仕上げています。

私は春らしく甘酸っぱいストロベリーがおすすめです!

 

しゅねばるの楽しみ方

パリパリと食べやすい大きさに割ってお茶菓子にどうぞ。

アイスクリームのトッピングにしたり、牛乳を加えてシリアルにしてもおすすめです。

 

今回取材してみて…

しゅねばるのアイディアとなったドイツのシュネーバルは,クリスマスマーケットに並ぶ,子どもたちのための雪玉のようなお菓子です。

それは保存のきくお菓子でありながら,季節の楽しみであり文化です。

 

私たちの住む雪国魚沼でも、冬を越すための知恵として食材を保存する習慣があります。

冬に備える営みは同時に,冬の暮らしに愉しみを増やし,豊かにするものだと気づきました!

 

秋までにせっせと働きしっかりと蓄えをして,冬のあいだはおうちで楽しむ。そんな過ごし方は国は違っても雪国の暮らしの共通点なんですね。

 

しゅねばるをつまんで、ゆっくりとした時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。

 ゆきたましゅねばるのご購入はこちら

フリーダイヤル 0120-770-440

>2020.04.24
ムランゴッツォカフェ

雪国、生産者のいま×からいすけ

こんにちは。HATAGO井仙の高橋です。

「HATAGO井仙」「んまや」で取り扱っている食品や食材の生産者を訪ねるシリーズ

今回訪ねたのは「からいすけ本舗」の田村さんです。

 

からいすけって何?

からいすけとは、湯沢を含む中越地方で栽培されているかぐら南蛮でつくった調味料で、

方言で「辛いから気をつけて食べてくださいね」という意味の言葉です。

からいすけに使われるかぐら南蛮は、

湯沢町内の契約農家の方が栽培し、7月~10月頃に収穫されます。

この辺りでしか栽培されていないお野菜のため、

不作で収穫がないと、本当につくることができないからいすけ。

 

そばを打つ傍ら、からいすけを作っている田村さん

今回お話を伺ったのは、湯沢でそば店を営む田村さんです。

からいすけを製造しているからいすけ本舗は、

田村さんのように湯沢で飲食店や旅館のご主人3人で営まれています。

中でも田村さんは、味付けを担当。

かぐら南蛮は、収穫の時期によって辛さや味が異なりますが、

いつでも美味しいからいすけになるよう、田村さんが味付けを調整しているそうです。

 

からいすけはこうして作られる!

からいすけは、かぐら南蛮と味噌を合わせてつくられます。

こちらの味噌も県内の素材にこだわった自家製の無添加です。

 

 

こちらは試食させていただいた乾燥させたかぐら南蛮です。

物凄く辛いのではないかと恐る恐るいただきましたが、

辛さの中に甘みがあり驚きました。

 

からいすけの楽しみ方

ごはんのおともとして、お薬味として、夏野菜と合わせて・・・

何にでも使える万能調味料です。

私は、マヨネーズなどと和えてドレッシングのようにして食べるのがおすすめです。

 

また、かぐら南蛮は、

そのまま焼いて食べても美味しいお野菜です。

これから植え付けが始まり、夏には旬を迎えます。

 

かぐら南蛮をそのまま楽しめるのも

栽培されているこの地ならでは。

ぜひ今、からいすけをご自宅で楽しんでいただき、

夏には湯沢に遊びにお越しください。

 

田村さんは、

「湯沢に来ていただいて、お土産として地元の食材を使ったものを買って帰ってほしい」

とおっしゃっていました。

 

今回取材をしてみて・・・

今回取材をしてみて感じたことは、生産者の熱い想いでした。

田村さんは私たちの質問一つひとつに丁寧に回答してくださり、

からいすけのみならず地域のことや他の食材についてもお話ししてくださいました。

からいすけに使われるかぐら南蛮は、契約農家から全量買い取りなのだそうです。

その中には、味には問題はないけれどかぐら南蛮として売るには形の整わないものなども含まれます。

全量買い取りだから農家の方も安心して美味しいかぐら南蛮を作ることに専念でき、

結果美味しいからいすけが生まれるのだと思いました。

からいすけの先の、かぐら南蛮の生産者の方も取材してみたくなったので、

夏にはかぐら南蛮の畑の様子をお届けできればと思います。

 

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