>2018.12.18
HATAGO井仙

雪国の知恵のご紹介です

こんにちは。

寒い日が続きますが、皆様、いかがお過ごしでしょうか。

 

この時期、雪国の家庭では、積もった雪の上に食材を置き、

天然の冷蔵庫として使用することがあります。

年末年始で人が集まる季節、

冷蔵庫に収まりきらない食材の保存にとても便利です。

 

同じように、

雪国らしい昔ながらの保存庫といえば「大根つぐら」です。

井仙にいらしたことのある方は、

もしかするとご覧になったことがあるかもしれませんが、

井仙では、旅館と「んまや」の入り口に設置されています。

 

冬の間、つぐらの中は、

周りに雪が積もることで保存に適した状態に保たれます。

昔の人々は、そこに大根や人参といった食材を入れ、

食材がなかなか手に入らない長い冬を乗り越えてきました。

稲刈りが終わった10月末から11月始めにかけて、

藁を利用してこの天然の冷蔵庫は作られます。

しかもこの大根つぐら、春になって役目を終えると、

そのまま畑の肥料になるというから無駄がありません。

 

近年、新潟では、

雪室で貯蔵された食材が注目されており、

「むらんごっつぉ」で使用されているにいがた和牛も

雪室で熟成されたものです。

大根つぐらはご存じない方でも、

雪室は聞いたことがあるのではないでしょうか。

 

今年の冬は、越後湯沢で、雪国の知恵を感じてみてはいかがでしょうか。

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