皆さん、こんにちは。
雪国暮らしの研究所、研究員の本田と吉越です。
5月13日に行った「雪国暮らしの研究所 オンラインイベント〜苦いのに美味しい?ふきのとうを深掘り!」のレポートです。
今回は山菜の中でも「ふきのとう」に焦点をあて、ふきのとうの秘密や美味しい楽しみ方を紹介しました。
山菜が苦くてちょっと苦手・・という方も大丈夫!ふきのとうを例に、苦みの少ない山菜の選び方や、山菜の苦みを美味しく味わうレシピをご案内しています!
*ふきのとうの基本情報*
【ふきのとうとは?】
古くは縄文時代から食べ始められた山菜。
全国的にも春の訪れを告げる山菜として知られています。一般的には2月〜3月にかけて芽吹くとされていますが、雪国では3月の終わりから4月、雪が解けてくると見つけることができます。
雪解けとともに芽吹く山菜ですので、まさに雪国の春の訪れを知らせてくれる山菜の一つです。
【ふきのとうとフキは同じもの?】
ふきのとうは「フキの蕾」のこと。
漢字で「蕗の薹」と書きます。
「蕗」とは、フキのことを指す漢字で、「薹」は花軸といい花をつける茎のことです。
すなわち、「蕗の薹」は「フキの花(蕾)」で漢字からもふきのとうとフキの関係がわかりますね!
【植物としての効能】
ふきのとうには、体に良い効果があるって知ってましたか?
フキノール酸と呼ばれるポリフェノールという成分を多く含んでおり、花粉症の軽減が期待できるそうです。
その他にも、カリウムを多く含み、ミネラルではカルシウムや鉄、 ビタミンではカロテンやビタミンE、葉酸が比較的多いとされています。
良薬口に苦しと言いますが、苦いだけじゃなくちゃんと体にいい効果もあるんですね。
*ふきのとうのおいしい食べ方*
【選び方】
基本的に若い山菜が灰汁が少ないので、ふきのとうもまだ蕾が開いていないものが苦みが少ないです。ふきのとうをご自身で採ったり、スーパーで購入されるときは蕾が閉じたままのものを選びましょう!
【調理のコツ】
①水にさらす
②油で揚げる
この2つのポイントを抑えれば、苦味を多少和らげて山菜を楽しむことができます。
苦味=灰汁なので、水にさらしたり、油で揚げると、灰汁が少し抜けて食べやすくなります。
また、沸騰したお湯に10秒ほど通すのも効果がありです!
【アレンジレシピ】
*HATAGO井仙・ryugon総料理長桑名さんおすすめ
「ふきのとうの味噌汁」
味噌汁にネギを入れる感覚で、お召し上がり前に細かく刻んだふきのとうを入れるとふきのとうの風味や香が広がって美味しくなるそうです。
*山菜マスター小野塚さんおすすめ
「ふきのとうのきゃらぶき」
小野塚さんが一番好きなふきのとうの食べ方だそうです。
ちなみに…ふきのとうのパスタを食べるならペペロンチーノかクリーム系のパスタがおすすめとのことです。
ペペロンチーノは油との相性も良く、鷹の爪が良いアクセントになってよりふきのとうのおいしさを感じられるそうです。
私も今度実践してみたいと思います!
*山菜を楽しみたい方*
今回はふきのとうについて紹介してきましたが、雪国にはまだまだ美味しい山菜があります。5月でもまだまだ山菜は取れるんですよ!
そんな山菜を採って、作って、食べれるツアーが山菜ツアーです。
ryugon支配人でもあり山菜マスターの小野塚さんがガイドを務める「山菜ツアー」5月は、5月23日です。
山菜ツアーご予約はこちらから!
また、山菜を気軽に楽しみたい方には、越後湯沢の駅前にあるむらんごっつぉのランチ、ディナーをおすすめします。
5月から6月にかけては旬の山菜をたくさん使ったコース料理が楽しめます。詳しいメニューやご予約方法については、ホームページをぜひご覧ください!
*次回イベント*
次回のイベントは、山菜深掘り編第2弾を予定中です!
6月17日(金)20:00〜より行いますので、お時間がありましたらぜひご覧くださいませ。
また、雪国暮らしの研究所公式Instagram(@yuki_kura_lab)もフォローもお待ちしてます。
*今回のイベントの様子は雪国暮らしの研究所Youtubeでも配信していますのでご覧ください!