みなさんこんばんは!雪国暮らしの研究所の吉越です。
いよいよ7月も残りわずか。例年、8月9月とここ南魚沼も夏らしい日差しの強い日が続きます。
そんな南魚沼の夏ならではの仕事が「梅ごったく」です。
「ごったく」はこの地域の方言で作業や仕事のことです。
梅のヘタをひとつずつ地道に取って、夏の間に梅酒や梅干しをたくさん仕込むことが、雪国の田舎暮らしでは習慣になっています。
そもそも、なぜ雪国の人は夏に梅干しを漬けているのか皆さんご存じですか?
理由は2つあります。
1つ目は、夏にとれた食材の保存のためです。
梅干しや梅酒などはその代表的な例です。梅干しは、夏につけて冬に食卓に並んだり、翌年の夏まで保存したりできる保存食です。
2つ目は、梅干しが殺菌作用のある食べ物だということです。
今も昔も雪国の人は、疲れた時に梅干しを食べて疲労回復をはかったり、風邪気味の時に食べたりして調子を整えています。冬場は特に、雪かきや雪下ろしで汗をかいてぐったりしてしまうところを、梅干のパワーで乗り切っていたのかもしれませんね!
今回は、雪国の夏の仕事を取材し、その模様をお届けしました!本編では、「梅干し」を取り上げて、ryugonの梅干作りや雪国の人のリアルな梅干作りについてお話を聞いてきました。お話の内容は、ぜひ <雪国暮らしの研究所YouTube> で動画をご覧くださいませ。
動画の中では詳しくお伝えできなかった梅干の作り方についてレポートでは、ご紹介いたします!
【梅干の作り方】
<材料>
梅10kg
塩1.8kg(18%) ※梅の分量に対して18%の塩を用意
もみじそ
焼酎
★ryugonでは梅干の梅は青梅を使っています。青梅を使うことで漬けた後も果肉が残って梅の美味しさをより一層楽しめます!
①梅塩漬け
・梅のヘタを取る
→梅に焼酎をまぶす
→タルに梅と塩を交互に入れ、重しをのせる
★焼酎をまぶすのは、殺菌効果と梅酢が出やすくなるようにするため
梅酢とは…梅から出てくる水分のこと。梅酢の活用については後ほど活用レシピもご紹介します!
②赤紫蘇を加える(色付け)…塩漬けから1週間後(梅酢が上がってきたら行う)
・もみじそを入れて重しをのせる
もみじそとは…赤しそと塩、梅酢を手で揉んだもの。市販のもみじそもあるので簡単に色付けできます!
③梅の天日干し(3日間)
…通常は、赤しそを入れ約2週間後に行う。梅の色付き具合をみて2週間以上つけることもあるそうです。
【ネットショップで梅干しを販売予定!】
ryugonで漬けている梅干しは、9月ごろに姉妹店の越後湯沢んまややネットショップでの販売を予定しています!
また販売が開始になりましたら皆様にご案内いたします。
ネットショップでは新米予約もスタートしました!合わせてチェックしてみてください♪
【田舎の手仕事が体験できます!】
また、ryugonで行っている「果実酒作り体験」では、プチ梅ごったく体験もできますよ!
梅のヘタ取りから、梅酒を瓶に詰めて焼酎を注ぎきこむまで体験していただき、
自分だけのオリジナル梅酒が完成します!旅の思い出にしてみてはいかがでしょうか。
【次回イベントのお知らせ】
次回8月のイベントは、新潟の夏野菜「神楽南蛮」を皆さんにご紹介します。
お米やお酒のイメージ強い新潟。実は夏野菜も豊富です。
伝統野菜として知る人ぞ知る神楽南蛮を使って、お土産「からいすけ」を作っている田村さんに取材に行ってきます!
実は2年前の春にも取材をしています。今回は収穫シーズンの夏にお邪魔して、出来立てのからいすけも収めたいと思います!
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8月イベント 「からいすけ」気をつけれ!雪国の夏野菜・神楽南蛮を味わう!
日時:8月30日(火)20:00スタート
参加方法:雪国暮らしの研究所インスタグラム @yuki_kura_lab をフォロー!
→8月30日(火)20:00にインスタライブがスタートしますのでご覧ください。
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皆さんのご参加を心よりお待ちしております。